2025/03/05 11:20
いま売られているエンゲージリングは、
本来の『永遠の愛の表現』
からは、かけ離れた
ダイヤモンドの商売をベースにした価値観に
巻き込まれてしまっています。
エンゲージリングのダイヤモンドに関して
愛の表現に「値段」は関係ないと思いませんか?
婚約指輪は、一生に一度の記念品。
流行に左右されないシンプルな定番デザインを0.5ctというある程度の大きさのダイヤモンドにすることで、40代50代になって身に着けても品格を保てる指輪だからです。
一般的な方がダイヤモンドを見てわかるのは、カラット(Ct)大きさだけです。
それ以外のカラーやクラリティ―(透明度)やカットなど、鑑定士ですらルーペなしに判定することができないのですから。
そして、商売する側から解説すると…
ダイヤモンドというのは、大きい原石を磨いて輝くダイヤモンドに仕上げていくので、元の原石の60%は、粉になって消えてしまいます。
そして、大粒のダイヤにするか、小粒でも綺麗なカット(3EX)にするかで、
粉に消える部分が増えてしまいます。
そこで、元々、高額の大粒の原石からは綺麗なカットの0.3ct以下のダイヤは取りません。
そして、原石が大きければ大きいほど、希少性が増すので、
0.3ct以下の綺麗なカットのダイヤモンドは、市場に出回っており、
お店としては、仕入れやすく、売りやすいのです。
売りやすい物に価値をつけて、輝きが凄いなどと謳い文句をつけて、良いものを手に入れたかのような錯覚を植え付けているのです。
まさにお二人の愛が主人公ではなく、
お店の都合が主人公になってしまっているのです。
せっかく、一生に一度の買い物をするなら、
無理をして買うのではなく、
いかに今の愛をカタチにするかを考えたほうが良いのです。